08 7月

「響き」について①

ピアノの話です。

「響き」について。

コンクールや発表会で、上手に弾けたのに評価がいまひとつだったこと・・

あるいは、家では良かったのに客席で聞いてみると、あれ?いつもと違うなあ、と思ったこと・・

など 経験ありませんか?

原因は、「響き」の問題にあるのかもしれません。

 

講評に、「響きを良く聞いて」など書かれてしまうのです。よく耳にする言葉ですが、ちょっと漠然としてて分かりにくいですよね~

 

家のピアノではなかなか変化が分かりづらいのですが、、 ホールで聞くと大違い!というポイントをいくつかあげてみます。

 

① 左右のバランス

基本的には、左手は小さく弾く。

もちろん、バッハのようにテーマが左右代わるがわる出てくる場合など、そうならないことも多々ありますが・・

 

右手がメロディで、左手は一本調子な感じの和音が続いている場合は、まず、左手をうんと小さくしてみてください。

 

ただし!左手にもたまに、聞かせどころの一音が、そーっと隠されている場合があります。

そういう一音は、思いを込めて主張して弾くとそこだけ、ため息つくような物憂いフレーズに変身することもあります。 それまでずっと明るい調子だったのに、なんかここに来て突然悲しそうで気だるいぞ・・とかですね。

 

昔々にもらった講評に、

 

「左右のバランスも全体として良いですが、ときには左手の和音の中にもひとすじの光を当ててほしい場面があります。」

 

とありました。確かに!それ以来、「ひとすじの光」を常に意識するようになりました。名ピアニストのCDを聴き比べると、人により「光」を当てている場所が違うことに気付きます。自分だったら、どこに当てるか?何度も弾いて、聴いて、研究します。これが、とってもたのしい作業なのです。

こういうところが、音楽の勉強の楽しいところなんですよね!