09 7月

「響き」について③

ピアノの「響き」のこと。つづきです。

何人も続けて演奏を聞いていると、人により音が「こもる」感じと、「クリア」な感じがあるのに気づくことがあると思います。

クリアな音、というのも曖昧な言葉ですね~。キーン、と鳴ってはいけないし、固い音もダメ。明瞭に、通る音ということでしょうか。

「通る音」を出したいと思うと、つい力任せになります。

でもそれでは、根本的に違うのです。

(ちょっとでも力で弾こうとすると「フォルテがやや固い時がありました。」と講評に書かれてしまうのですー。審査員の先生方の耳は、誤魔化せませんね。)

 

小さいうちはみんな手や腕の筋肉も十分についていないですからあまり差は感じられないのですが、小学校高学年くらいから、それまでの弾き方から生じる違いがはっきり見えてきます。

 

これは、音色(おんしょく)や、タッチについて日ごろからよく仰る先生についていれば、子供も意識するようになるので変わってくると思うのですが・・

もしこれらのことについて先生が何も仰らない場合・・それでも意識して変わろうと試行錯誤してみるほうが良いと思います。

 

指ができていない場合、たとえば「ドレミファソ」と弾いただけでも違いが出ます。音と音がくっついて聞こえる、ひきずったように聞こえる、など・・

指ができていると、「ぱらぱら」というような、一粒一粒がくっきりした音が出ます。

ブルグミュラーの「アラベスク」などは、差が分かる良い例です。毎日録音して、1週間前と後で比較してみると良いと思います!

 

あとは「脱力」でしょうか~

 

これも、ピアニスト向けに脱力だけのレッスンがあるほどで、演奏には欠かせないテクニックです。

力が入っていると、肩が上がってきます。その場合腕、手首もしなやかでないのが、見ていてもわかると思います。難しい曲を弾いていると力が入りやすいので、楽に弾ける弾き慣れた曲で、脱力の練習をすると良いのでは、と思います。

たとえば、短い1曲を最初から通して「脱力のフォルテ」などテーマを決めて弾き比べてみるのもいいかなと思うのですが・・どうでしょう?