31 8月

シンフォニアを聴きながら

夏休みが終わろうとしています。夏休みを惜しむ子供でなくても、誰でも、「もうこのまま外には出て行きたくない」って思うようなことって、いつか経験すると思うのです。「私は大丈夫、くよくよするタイプじゃないし~」なんて思っていても、人生、何が起こるかなんて、前もってはわかりません。

「可哀そうに」「たいへんだね」と言っていたことが、自分にも起きるかもしれない。子供を持ってから、特にそう思うようになりました。

結局、自分の身に降りかかったこと以外は、本当に理解することはできないと思うのです。そこにどんな悲しみが、怒りがあるか・・。

だから、せめて自分がなした、いくつかの「分かる」痛みについては他人にはけっして与えてはいけないし、少しでも力になりたいと思いますね・・

なんだか重々しい話題でしたが・・

さてここで今聴きたいと思った一曲を。

バッハ「シンフォニア」より11番

昔、学生オンコンの小学生の課題曲にもなりました。

今では、3,4年生でもコンクールで弾く機会があると思います。

 

譜面的には簡単ですが・・だから子供も弾きますが・・本来、酸いも甘いも知った大人がしっとり弾くものなのでは~

私のイメージは、悲しみ、諦め、ため息、祈り、なのです。うわ~暗い。でも、その中に、ひとすじの希望も見える。最後は、希望の予感?

 

シンフォニアは、インベンションの次に習います。インベンションは2声でしたが、シンフォニアは3声になります。登場人物が3人ということです。それぞれの人物の声色をくっきり分けて弾かなければなりません。いちばん大事なテーマを歌う人は、特にくっきりと。

うちの子はよく、「2声を弾きながら、残りの1声を歌う」という宿題を出されていました。

試しにやってみてください。もぅ~ムズカシイですよ~~つられちゃうので。1声ずつ色で分けてみると、分かりやすいかもしれません。弾いていると分かりますが、否が応にも気持ちが盛り上がっていく部分があります。そういうところでは指が鍵盤に吸くように弾く、とも言われました。ご参考までに。

数ある音源の中で、家にあるシフのCDが、一番好きです。聴きほれてしまって、BGMにしていると掃除ができません・・

音源(youtubeより)20.05秒くらいから

CD:  バッハ:インヴェンションとシンフォニア / シフ(アンドラーシュ)

楽譜はこちら ←以前書いた、例のボロボロになっていくヘンレ版です。でも先生にはこれを指定される場合が多いようなので・・。全音も、私は分かりやすいと思うのですが。