03 10月

涙もろすぎる日々

美容院から電話がかかってきました。

担当の美容師さんが、他店に異動することになった、とのこと。だから、来月は別の担当者が承ります、と。あらーそうですか・・と、ちょっと寂しく思いました。

この美容院にはもう10年近く通っていて、子供たちもお世話になりました。偶然前を通りかかって入ったのが始まりですが、居心地がよく、カットも上手。あと、私くらいの年齢になると(年齢は関係ないか・・?)しゃべりやすいかどうか、っていうのがけっこう重要です。何しろ気づくとよくしゃべっている・・これも、担当の方が聞き上手だからなんですよね、すごくそう思います。

私が弾丸トークをしている横で、一緒に来た娘たちはいつも、しいーんと、静かにカットしてもらっていました。家に帰ってから、「ぜったいママみたいには喋れない。」と言っていましたね、そういえば。美容師さんとの会話は緊張するのですって。ふ~ん、ですよね。

でも、思えば自分も若い頃はそんなだったかなあ。ぺらぺらしゃべったり、できなかったかも。 歳をとって変わったな、と思うのは、「美容院でしゃべりまくるようになったこと」。あと、「涙もろくなったこと」かもしれないなあ。

涙もろいです。本当に。たとえば・・こちらの美容院では以前も、大好きだった担当の美容師さんが退職なさったことがありました。そのときはあまりにも急に、カットしている最中に「実は・・」とかしこまって退職のことを告げられて、「ええ~っ!」と驚いてしまい、同時にボロボロ~っと泣いてしまったのです。全くみっともないったらない・・。なんですぐ涙が出る!?と思うのですが、ここ数年、そうなんですよね~。

それで、この時は子供たちと計画して、この方が最後に出勤する日の最後の時間をねらって、密かにバイオリン2本を持って出かけました。そこで突撃、ばーんとドアを開けて有無を言わさずお別れの生演奏をしてきたのです。正直言って「全く」上手い演奏ではなかったのですが、突然だったこともあり、うわぁ鳥肌立った~!と拍手喝采でとても喜んでもらえました。カット中のお兄さんお姉さんもびっくり。初めてバイオリンの生の音を聴いた、と全員の方が仰っていました。クラシックの演奏って、生で聴いたことがない人が本当に多いのですね・・そしてほんの1分ほどで演奏を終えて花束を渡し、ささっと帰ってきました。

その後ご本人からご丁寧なお礼状が届き、また涙涙・・よい思い出です。

こんなサプライズのプレゼントが出来るっていうのも、音楽やっててよかったことの一つですよね。(ちなみに、このときは弾いたのは「アイネク」短縮バージョンです。)